こんにちは!
福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の今を任せると書いて今任(いまとう)です。
今回はペースメーカーを入れている方が足の疲労感でハムストリング(太ももの裏)からふくらはぎにかけての筋肉の張りが強いということで来院されました。
症状をお伺いしたところ普段は近所を散歩されるのですが、特に足に筋肉の張りを感じている時は休憩する回数が増えて歩く距離も減ってしまうといわれてました。
ペースメーカーも入れてあるので、あまり無理する事もできないので調子を伺いながら歩かれているそうです。
今回はこの方の症状を緩和する為に実際に行った施術を紹介していきます。
この方の足つぼの特徴
実際に足を触っていくと指先から足首までが冷たく、ご本人も昔から足先が冷たいのは悩みの一つだといわれていました。
後は靴下のゴム跡が残るぐらいの浮腫みもありました。
この方はペースメーカーを入れてあることで、あまり強い刺激は心臓に負担をかける恐れがありますので注意が必要です。
それとふくらはぎは第二の心臓ともいわれていますので、この方には必要な刺激だと思われます。
実際にふくらはぎの筋肉の緊張は感じられましたのでまずはここの緊張をほぐしていきます。
まずは膝裏の中央にある【委中(いちゅう)】で腰から背部までの緊張を和らげる効果があるといわれてます。
軽く膝を曲げた状態で膝裏の中央にある窪みを中心にもみほぐすようにしていきます。
その下にふくらはぎの筋肉が一番盛り上がってる所にある【承筋(しょうきん)】は足の浮腫みや疲労感などに効果があるといわれてます。
この方の場合は特にここの筋肉が盛り上がって張りを感じたので和らぐまで何回も繰り返し押圧しながらスライドすると効果的でした。
もう一つ下にアキレス腱から筋肉の境目にある【承山(しょうざん)】で足がつったり、足元の冷えなどにも効果があるといわれてます。
ここは強く押圧すると痛みを感じやすいのと、この方は刺激に弱いので血流を促すように心地よい程度で押圧しながらスライドを繰り返しする事で効果が期待ができます。
次は足の冷えを緩和する為に実際に行った施術に近い動画を紹介していきます。
まずは足を両手で把持して押圧しながらスライドしていきます。
次に指先を全体的にほぐした後に足の指の間を広げて手の指を入れます。そのまま足首を回して血行促進を目指します。
最後に足の指の間を全て押圧しながらスライドしていきます。特に親指と人差し指の間は重点的にほぐすと効果的でした。
※足がぽかぽかして温まってきたとの声をいただきました。
この方に効果的なトリートメント
大腿部の裏側からふくらはぎにかけて筋肉の緊張を緩和するために行った施術を紹介していきます。
踵の外側にある尾骨の反射区を押圧する事で、骨盤を支えている筋肉を和らげるといわれてますので押圧しながらスライドしていきます。
※ここの筋肉を和らげる事で臀部の筋肉と大腿部の裏側までの筋肉も和らぐといわれています。
そのままふくらはぎの外側を下から上に押圧しながらスライドしていきます。この方の場合は大腿部の裏側まで押圧しながらスライドしていきます。
大腿部の裏側をしっかりほぐした後にふくらはぎの内側を上から下に押圧しながらスライドしていきます。
最後は両手でふくらはぎを把持して押圧しながらスライドしていきます。
※この方の場合は全体的に刺激は優しく心地よい程度すると効果的でした。
まとめ
今回はペースメーカーが入ってる方の足に疲労を感じている症状を緩和する為の施術を紹介していきました。
この方の足はもともと筋肉も少ない状態で、今回施術を行った事で散歩をしても休憩する回数が減ったとおっしゃっていました。
これからは少しずつ運動をしてもらいながら、足つぼを刺激して症状の緩和を目指していきます。
気になる症状や足つぼの効果も紹介していきますのでよろしくお願いします。
【足つぼをする際の注意点】
※足つぼはさまざま不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。
●食後30分は空ける事
●足に怪我があるか確認する
●飲酒後
●妊娠中の方は医師への相談が必要です
●足つぼ後はお白湯などを飲んで老廃物を排出しやすくしましょう
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