こんにちは!
福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の今を任せると書いて今任(いまとう)です。
やっと暑くて湿度の高い夏場から抜け出せたと思うと、乾いた冷たい風が身体に不調を招く事が増えてくる季節がやってきます。
そうなると乾燥した外気が身体のうるおいを奪うためにいろんな症状を起こします。
皮膚、口、目、鼻の粘膜などがカサカサ、パサパサといった全身におよぶ乾燥が、うるおいを不足する秋に起こりやすくなります。
この時季になると夏場のように水分を摂る事が減ってくると思われます。
なので水分量が減ったといって、水分を摂る量を増やしても良い事ではなく大事なのは適切な量を溜め、巡らせる力が必要になってきます。
その力が弱いといくら水分を摂取しても出ていってしまいます。
あるいは余分な量まで停滞させてしまうことが考えられます。
このような水分の調節は東洋医学でいう【腎】の働きが重要になってきます。
東洋医学でいう【肺】と【腎】の関係について※肺は呼吸を行っていますが、特に吸気には腎の精気(生命のエネルギー)が充分にあって深く吸い込むことができることができます。
肺と腎の気が不足すると呼吸器系に不調を起こす原因になります。
なので呼吸するためには肺と腎の共同作業が必要になるといわれています。
今回は乾燥トラブルで悩まれている方に効果的なつぼを紹介していきます。
乾燥による肺の弱りの改善に効果的なつぼ
まずは肺をいたわるように乾燥させないように働きかけていきましょう。
肺が弱ると、呼吸が浅くなりがちなので深呼吸を習慣にして肺をはじめとした呼吸器系をケアしていきましょう。
散歩や軽い運動などで心肺機能を高めることも効果が期待できますのでおすすめです。
乾燥から身体を守るためには、加湿器を利用するのも有効です。食材からうるおいを上手に補うことも効果的です。
先程も紹介したように肺の機能を高めるためには腎の機能を高める必要があります。
足にある腎の経絡上にあるつぼを刺激していきましょう。
まずは【太渓(たいけい)】で内くるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみにあります。刺激は3秒間程度の持続圧を入れて緩めてを繰り返しながら和らげていきます。
効果としては加齢による腰痛や足元の冷えなどに効果が期待できます。
次は【太渓】から親指1本分程度下がったところにある【水泉(すいせん)】も同じように刺激していきます。
効果としては生理中の腰痛や体内の水分代謝などに効果的です。その後に内くるぶしのすぐ下にへこんだところにある【照海(しょうかい)】も同じように刺激していきます。
効果としてホルモン分泌や足先の冷えなどに効果が期待できます。
※刺激の方法として持続圧をかけるのと、皮膚も乾燥しているのでクリームなどを塗りながら内くるぶし周辺をさするように刺激すると効果的です。
まとめ
今回は夏場の蒸し暑さから、秋の乾いた冷たい風に変わってきた事で体調に影響がある方に効果的なつぼを紹介していきました。
涼しくなってくると外に出る機会が増えてくると考えられます。
そこで肺をいたわるためにケアをしておかないと、冷たい外気の風が肺を弱らせてしまいます。
適度な運動や散歩などで心肺機能を高めて冷たい風から肺を守りましょう。
これからも気になる症状や足つぼの効果も紹介していきますのでよろしくお願いします。
【足つぼをする際の注意点】
※足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。
●食後30分は空ける事
●足に怪我があるか確認する
●飲酒後
●妊娠中の方は医師への相談が必要です
●足つぼをした後はお白湯を飲んで老廃物を排出しやすくしましょう
●症状が強くなったり症状の緩和がみられない場合は専門機関への受診をしてください
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