こんにちは!
福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の今を任せると書いて今任(いまとう)です。
朝晩が冷え込んできたせいか、夏場と違う症状で悩まれている方が増えてきました。
今回の方は2~3日前に長時間歩いた事で足に疲労があり、夜眠る時に足のだるさとほてりが気になって寝れないといわれていました。
それで歩いた日の翌日は歩く事を控えて家事をするぐらいで休んでいたといわれていました。
家事しかしていないにもかかわらず夜眠る時に足のだるさとほてりの症状があったので来院されたそうです。
今回はこの方の足のだるさとほてりを改善するために行った施術を紹介していきます。
足のだるさに効果的なつぼ
この方の場合は足のだるさが足の前側の筋肉(前脛骨筋)に感じていて足を触ると足先が冷たくなっていました。
それで考えられることが胃腸の調子です。足の前脛骨筋は東洋医学でいう【胃の経絡】が通っているので関連性を考えました。
そこで症状を聞くと胃腸の調子はよくないといわれていました。
なので足のだるさと胃腸の改善を目指して刺激していきます。
長時間歩かれたのも久しぶりだったそうで疲労もしっかり溜め込んでいました。
まずは【②湧泉(ゆうせん)】をしっかり刺激することで老廃物の排出を促していきます。次に【③足心(そくしん)】で疲労感の回復、筋疲労の緩和に期待できます。
その後に【④失眠(しつみん)】で睡眠の質を上げて睡眠トラブルの改善を目指していきます。
最後は踵にある【⑤⑥生殖腺の反射区】を和らぐまで何回も繰り返し押圧しながらスライドしていきます。
効果としては足の冷えと血流を促進する働きを助けていきます。それと骨盤内の血流を促すことで排尿トラブル、婦人科系のトラブル、ストレスの緩和にも効果が期待できます。
ここでのポイントは足の前側を上の写真のように➞の方向に押圧しながらスライドを何回か繰り返し行います。
しかもここには【胃の経絡】が通っているので胃腸を整える効果が期待できます。
※この方の場合は押圧するとけっこう痛がっていましたがその後は楽になったといわれていました。
※刺激するときはその方の調子に合わせてすると効果が期待できます。
足のほてりに効果的なつぼ
この方の場合は足先が暑くほてるといわれていましたが、実際に足を触ると足先は冷たくて軽く浮腫んでいるようになっていました。
足先が暑くほてる感じは老廃物が溜まっていたり血流が悪くなっている事が考えられます。
老廃物の排出と血流を促してほてりの改善を目指していきます。
血流が悪くなったり老廃物が溜まる原因は身体の緊張が考えられます。
そこでまずは足裏を全体的にほぐすことで緊張を和らげていきます。その後に指のつけ根から摘まんで指先までを摘まみ上げていくように刺激していきます。
今まで滞っていたものを排出しやすくするようなイメージで刺激していきます。
上記でも刺激したように踵を全体的に和らぐまで何回も繰り返し押圧しながらスライドしていきます。
最後は内くるぶしの下にある【照海(しょうかい)】を刺激する事でホルモン分泌を促し体温調節に働きかけていきます。
まとめ
今回は足のだるさとほてりが原因で睡眠トラブルを招いていた方に行った施術を紹介していきました。
来院されたのも久しぶりでしたので疲労や老廃物が溜まって血流まで悪くなっていました。
今回来院されたことで『身体が楽になって今日はぐっすり眠れそう』との声をいただきました。
これからも症状が強くでる前に来院をお願いしています。
気になる症状や足つぼの効果も紹介していきますのでよろしくお願いします。
【足つぼをする際の注意点】
※足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。
●食後30分は空ける事
●足に怪我があるか確認する
●飲酒後
●妊娠中の方は医師への相談が必要です
●足つぼをした後はお白湯を飲んで老廃物を排出しやすくしましょう
●症状が強くなったり症状の緩和がみられない場合は専門機関への受診をしてください
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