ふくらはぎの肉離れに対して行ったフットケア|温熱とケアが大切

こんにちは!!

福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の、今を任せると書いて今任(いまとう)です。

ふくらはぎの肉離れを経験した事がある人は多いのではないでしょうか??

またお子様が運動をしていてふくらはぎの肉離れを起こしたという方もいらっしゃると思います。

そこで今回はふくらはぎの肉離れに関して少し知っていただきたいのと、そのケアの方法などを紹介していきます。

今回紹介している内容は、急性期(受傷直後)を過ぎた肉離れに対して行ってほしいケアの方法になりますので、急性期の場合は状態を確認しながら行っていただければと思います。

目次

肉離れが起きる理由|スポーツや日常生活

肉離れと聞くとスポーツをしている最中に起きるイメージがありませんか??

もちろん負荷が強いスポーツの最中に起こす事が多いですが、日常生活の中でも起きる事は多くあります。

『階段を下りていて足を着いた瞬間』『信号で小走りをした瞬間』『躓いて踏ん張った瞬間』など多くの場面で起きています。

実際に先日にも階段の降りる最中に負傷された方が来院されました。

では肉離れとはどのようにして起きるのでしょうか??

肉離れを起こす多くは遠心性収縮をしている最中になります。

筋肉は縮もうとする力(求心性収縮)が基本ですが、逆に筋肉に力が入って縮もうとしているのに筋肉が伸ばされている状態が遠心性収縮になります。

この時に筋肉が縮もうとする力に対してかかる筋肉が伸ばされる力に耐えられなくなった時に《プチッ》と切れてしまいます。

この遠心性収縮はスポーツや日常生活の中でも沢山の場面で起きているので、肉離れはいつ起きてもおかしくない怪我です。

肉離れ後に行ってほしいケア

先ほどもお話しましたが今回は怪我をして一週間ほど経った後から行ってほしいケアを紹介していきます。

怪我の経過で痛みが引いてきた人にもっと良くなっていくために行って欲しいケアです。

急性期の場合は怪我をした部分に刺激を沢山してしまうと怪我を悪化させる可能性がありますので注意をしてください。

またある程度期間が経っていてもまだまだ痛みが強く残っている人も注意をしてください。

足つぼによるケアの仕方

STEP
①豊隆(ほうりゅう)

外くるぶしと外側の膝との中間にある①豊隆を刺激していきます。

肉離れ後は筋肉を痛めていることもあって、その周辺の血流が悪くなっている事が考えられます。

なのでつぼを刺激する事で足元に溜まった余分な水分や血液を循環するように働きかけていきます。

刺激の方法は矢印の方向に下から上に向かって痛気持ちいい程度でもみほぐしていきます。

STEP
②陰陵泉(いんりょうせん)

内側の膝の下にある太い骨(脛骨内側顆)の下にあるくぼみにある②陰陵泉を刺激していきます。

②を痛気持ちいい程度で刺激する事で体内の水分代謝に働きかけ滞っている水分や血液を循環するのに効果的です。

刺激の方法は矢印の方向に上から下に向かって痛気持ちいい程度でもみほぐしていきます。

STEP
③承山(しょうざん)

ふくらはぎの後面でアキレス腱から上がっていき筋肉が盛り上がっている所のすぐ下にある③承山を刺激していきます。

③を筋肉の緊張を和らげ筋肉をしなやかなにする事で余分な水分や血液を流れやすくしていきます。

刺激の方法は痛気持ちいい程度で満遍なくほぐしていきます。

温めて血流を促進しましょう

筋肉を痛めてしまうと筋肉の収縮が悪くなり血流も悪くなってしまいます。

そこで血流を促進するために交代浴(温冷浴)を行いましょう。

まず2つのバケツを準備します。1つにはお湯(38~40℃)程度を入れます。もう1つには冷た過ぎない程度の水を入れます。

お湯に2~3分間浸した後に、水に2~3分浸すを繰り返し10分間程度行います。

効果として自律神経が整うのと、毛細血管の収縮・拡張を繰り返す事で血流を促進します。

※最後は水で終わると毛穴が収縮して保温にも効果が期待できます。

これを入浴時に行う時は湯船に5分ぐらい浸かった後に、上がって水のシャワーで痛めた患部を冷やします。

それを同じように繰り返し行うと効果的です。

肉離れの回復を早める栄養素

①タンパク質は、三大栄養素の一つで生きていくために重要な栄養素です。
皮膚、爪、筋肉、血液などはタンパク質が必要になります。

②コラーゲンは、骨や関節の強化、病気やケガの回復を早めるのを助けていきます。

③ビタミンB6は食品中のタンパク質からエネルギーを作る働きや筋肉や血液などが作られる時に働いています。
タンパク質の摂取量が増えるとビタミンB6も多く必要になります。それと肌の健康維持や皮膚の再生を促進するなどの働きもあります。

ビタミンCはタンパク質を作るのに不可欠です。また関節、腱、靭帯などの強化のために欠かせません。

マグネシウムは歯や骨に必要な栄養素です。

栄養素を含む食品

栄養素                食品 
タンパク質肉(赤身)、魚介類(魚、小魚、貝など)、乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)、小麦、大豆製品(納豆、豆腐など)
コラーゲン鳥の手羽先や軟骨、豚足、魚の皮など
ビタミンB6にんにく、魚介類(カツオ、マグロなど)、肉(豚ヒレ肉、豚レバー、牛レバー、鷄レバーなど)
乳製品(牛乳)、豆製品(納豆など)
ビタミンC魚介類(鮭、サンマ、うなぎ、カレイなど)、きのこ類、納豆、キムチ、青菜(ほうれん草、小松菜、ニラ)
マグネシウム種実類(ごま、アーモンド、くるみ、ピスタチオなど)大豆製品(木綿豆腐、納豆など)、魚介類、藻類(わかめ、のりなど)

筋肉の回復にはタンパク質は欠かせません!

肉離れなどのケガをした時にはバランスの良い食事と上記の栄養素が含まれている食品を摂取する事で肉離れの早めの回復が期待できます。

まとめ

今回は【ふくらはぎの肉離れに対して行ったフットケア|温熱とケアが大切】についての紹介でした。

肉離れを一度経験された方は分かると思いますが、急性期の痛みが緩和され運動を始めようとした際に違和感や痛みを感じる事があったと思います。

それは、急性期の痛みが落ち着いたから治ったわけではなく、完全には治ってなかったと思います。

そこで今回はそのように肉離れを起して日にちが経ってもまだ症状が残る方におすすめしたいケアでした。

肉離れで一度、筋肉を損傷するとすぐには治りません。

今回紹介したケアと食事の内容を意識してもらう事で肉離れからの回復を早めることに期待できます。

足つぼはその症状を改善させる一つの方法だと思います。この記事を参考にして一人でもその症状が改善される事を願っております。

ただセルフでは限界がありますので何かありましたら是非プロにお任せください。

これからも気になる症状や足つぼの効果も紹介していきますのでよろしくお願いします。

【足つぼをする際の注意点】

※足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。

●食後30分は空ける事

●足に怪我があるか確認する

●飲酒後

●妊娠中の方は医師への相談が必要です

●足つぼをした後はお白湯を飲んで老廃物を排出しやすくします

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