こんにちは!
福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の今を任せると書いて今任(いまとう)です。
日中は少し暑さが残りますが過ごしやすくなってきましたね。
そうなると夏場に疲労を溜め込んでいたのが【秋バテ】になって出てきます。
今回は80代の女性がそのような秋バテの症状で、臀部の痛みと足の疲労で悩まれていたので改善のために行った施術を紹介していきます。
臀部の痛みに効果的なつぼ
臀部の痛みに関しては涼しくなってきたので夏場にできなかった草取りや作業が増える事で痛めていました。
まずは筋肉の緊張を和らげるために効果的なつぼを刺激していきます。
右足の小指側にある【肝臓の反射区】と【胆のうの反射区】を和らぐまで何回も繰り返し押圧していきます。
効果としては肝臓の機能を高める、筋肉の緊張を和らげる、胆のうの機能を高める、肝臓に集まった血液を心臓に送っていくなどの働きを助けていきます。
次に左足の小指側にある【心臓の反射区】と【脾臓の反射区】を和らぐまで何回も繰り返し押圧します。
先程、肝臓から送られてきた血液を【心臓の反射区】で刺激する事で全身の血流を促すことに働きかけていきます。
すぐ下にある【脾臓の反射区】で血液の量を調節していきます。
※ここも心地よい程度の刺激すると効果が期待できます。
次に臀部の痛みに効果的なつぼを刺激していきます。
特に右側の臀部の痛みが強かったので右足の内側にある【①腰椎の反射区】を押圧しながらスライドした後に【②仙骨の反射区】をもみほぐしていきます。
次に【③内尾骨の反射区】と【④外尾骨の反射区】を挟むように刺激していきます。
その後に外くるぶしの下にある【⑤腰部の反射区】と【⑨丘墟】のつぼを同時に押圧しながら足首を回して刺激していきます。
最後は右足の踵にある【⑥右生殖腺の反射区】をしっかりともみほぐした後に【⑧坐骨神経の反射区】を押圧しながらふくらはぎの内側を下から上にスライドしていきます。
その後、外側も同じように下から上に押圧しながらスライドしていきます。
次は左足も同じように刺激していきます。
※刺激する時のイメージとしては足元に滞っているのをスムーズに流すようにしていきます。
次は足の疲労を緩和するために行った施術を紹介していきます。
足の疲労に効果的なつぼ
足の疲労に関しては日常から自転車に乗ったり、歩く事が多いために常に疲労を感じていた中での季節が変わり作業量が増えたことで疲労を抱えていました。
慢性的な足の疲労に効果的なつぼを刺激していきます。
まずは足裏にあるつぼで【②湧泉(ゆうせん)】を押し込んでいくようにしっかりと押圧をしていきます。
効果としては使い過ぎた筋肉の疲労回復と生命のエネルギーが湧き出る所でもあります。
その下にある【③足心(そくしん)】も筋肉の緊張を和らげる効果や自律神経を整える効果にも期待できます。
踵の周辺にある【④失眠(しつみん)】は睡眠トラブルに効果があり、筋肉の疲労で寝つけない時にも効果的です。
次に【⑤⑥左右の生殖腺の反射区】をまんべんなくほぐしていくことで骨盤内の血流を促し排尿トラブルや婦人科系のトラブルに効果が期待できます。
最後は足の前側の筋肉(前脛骨筋)を➞の方向に押圧しながらスライドしていきます。
ここには東洋医学でいう【胃の経絡】があり同時に刺激する事で胃腸の働きを整える事にも効果が期待できます。
※ここを刺激する時は左右どちらからでも良いですが、疲労を強く感じている方の足から刺激すると効果的です。
まとめ
今回は80代女性の方の臀部の痛みと足の疲労を改善するために行った施術を紹介していきました。
以前にも何回か来院していただいていましたが、今回は秋バテの症状に涼しくなったせいで作業量が増えて疲労を溜め込んでいました。
そのために臀部の痛みと足の疲労を起していたことが考えられます。
施術を行ったことで身体が軽くなったとの声をいただきました。
これからも症状を追いながら改善を目指して施術を行っていきます。
今後も気になる症状や足つぼの効果も紹介していきますのでよろしくお願いします。
【足つぼをする際の注意点】
※足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。
●食後30分は空ける事
●足に怪我があるか確認する
●飲酒後
●妊娠中の方は医師への相談が必要です
●足つぼをした後はお白湯を飲んで老廃物を排出しやすくしましょう
●症状が強くなったり症状の緩和がみられない場合は専門機関への受診をしてください
コメント