足つぼって何!?
足周りにはつぼや反射区があるといわれてます。
足の裏、側面、足の甲、足全体にあるつぼや反射区を刺激して、体の不調を軽減していきます。
つぼには体の各部分と連携していて、例えば(胃)の反射区を押圧すると(胃)の働きが良くなったりします。
皆さんもいろんな症状で悩んでいる方がいると思います。
病名のつかない症状や慢性的に改善されない症状に対してのケアの方法で足つぼは利用されてきました。
どちらかというと足つぼは『痛い』イメージが強くて『痛い=悪い所』だけのイメージを持っている方もおられると思います。
痛い所もありますが、実は押されて何も感じない所もあってそこも体の不調のサインです。
なので体にとって一番良い刺激は、痛気持ちいい程度を感じるのが最適です。
足つぼの最大の利点は体に溜まっている老廃物を押し上げて排尿や汗によって体外に出しやすい体作りを目指します。
足つぼは体にとって縮図みたいなもので直接、患部を触らなくてもつぼや反射区を刺激するだけで症状を軽減します。
足つぼの魅力は自分で毎日ケアができることです。
しかし、タイミングや体調によっては強く反応がでてきつくなる事もあるので注意が必要です。
反射区とつぼの違いは?
反射区とは全身の臓器を足や足裏に反映させたもので、反射区の数は足に約64か所、足裏に約36か所あるといわれています。
この反射区を押すと、全身の対応する臓器や部位を刺激でき活性化させたり、血流を良くするように働きかけます。
足裏からふくらはぎは、第二の心臓といわれています。
マッサージをする事でポンプ機能を活性化させ血流を良くして、足先に溜まっていた血液やリンパ液を心臓に押し戻す事ができます。
足の裏をもみほぐすだけでも全身に良い影響があると思います。
つぼは東洋医学でいう【経穴(けいけつ)】といい、『気』のエネルギーを正常に整えるつぼを刺激することによって病気やケガで乱れた気が整い改善を目指します。
反射区もつぼも目標は同じで最終的には、今感じている症状を軽減させることです。
なので反射区とつぼの性質を理解して、その人にあった反射区やつぼを押圧していきます。
反射区やつぼでどんなことをするの?
当院ではその人の症状に合わせて反射区でするのかつぼを刺激するのかを決めてます。
例えば眼精疲労で悩んでいる方は、まず足全体的にオイルを塗ってほぐした後に目の反射区がある足の人差し指と中指をしっかりともみほぐす事で症状を軽減していきます。
つぼの場合は今の時季に合わせて有効なつぼを押圧したり、その人の体調や症状によっても刺激する強さは変えていきます。
当院では手技で押圧しながらスライドしたり、数秒間の安定圧かけたりします。
押圧する強さもイタ気持ちいい程度で押圧していきます。
足つぼをする際の流れとして、症状を確認した後まずは仰向けになってもらい左足から行っていきます。
足先から足首にかけてオイルを塗っていきます。
塗りながら足部全体をもみほぐすように筋肉の緊張を緩めていきます。
ここからは症状に合わせて反射区やつぼを押圧していきます。
最後はその人の症状によってうつ伏せになってもらい、ふくらはぎまでもみほぐしていきます。
その後はホットタオルで温めながらオイルを拭き取ります。
どんな人に足つぼをするのがおすすめ?
当院に来院された方で慢性的な冷え性に悩んでいる方がいました。
その方は秋から冬にかけて手足が冷たくて夜の寝つきが悪いと言われていて、確かに触ってもわかるぐらい足先が冷たくなってました。
その方は長年立ち仕事をしてあって、その時は逆に足が火照って眠れないことの方が多かったそうです。
実は足の火照りも冷えも血流が悪くなっているのが原因です。
立ち仕事をしてた時も血流が足元に溜まっていたのが、火照りの原因だったのかもしれません。
今現在は仕事も辞めていて、どちらかというと足元の筋肉量が減って足に冷えを感じやすくなっていると思います。
その他にも足の浮腫みで特に昼過ぎから夕方に向けてが症状が強く出ている方とか、最近食欲がない方、お通じが悪くて便秘がちの方、足の疲労感が改善されない方、ストレスからくる足のだるさ、更年期でホルモンバランスが崩れてる方などにもおすすめです。
足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。
【足つぼをする際の注意点】
●食後30分は空ける事
●足に怪我があるか確認する
●飲酒後
●妊娠中の方は医師への相談が必要です
●足つぼ後はお白湯などを飲んで老廃物を排出しやすくしましょう
足つぼは皆さんにおすすめです。
普段から自分の足を触ることがないと思います。
これをきっかけに少しでも足を触る習慣が増える事と、足つぼに興味をもってもらえばと思います。