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ホットストーンとはどういうもの?
ホットストーンとは玄武岩という石を使って行います。玄武岩ってあまり聞きなれないかもしれませんが地球上の岩盤で最も多く存在しおよそ7割が玄武岩といわれています。
もともと玄武岩は火山流で自然に造られる火山岩の一種なので熱を最も維持されやすいといわれます。
ホットストーンセラピーで玄武岩が使われているのはその性質を上手に使い行われています。
熱を吸収しやすく冷めにくいのでお身体の冷えている所などに置くとじんわりと温まるのが体感できると思います。
使用する石はサイズも様々あり使用する場所によって使い分けています。
石といったらごつごつしているイメージがあるかもしれませんが表面はきれいに研磨されており、石の密度が高く皮膚に当たっても気持ちのいい良質な石を使用しております。
主な使用法は50~60度に温め使用していきます。玄武岩は鉄分やマグネシウムなどの鉱物が多く含まれているので温めてしようすると遠赤外線効果が期待されて皮膚表面から4センチ程度暖めるといわれています。
ホットストーンの効果
50℃~60℃に温めたホットストーンを背中やお腹のつぼに置いたり、敷いたりして施術を行います。
手技でもみほぐしながらホットストーン使用して筋肉の緊張を和らげるのとリラックス効果や背中に溜まっている疲労感や、足の裏の老廃物を排出させるように働きかけていきます。
施術後は体がポカポカして体の芯まで温まったように感じます。
主に効果が見られる症状は?
●老廃物の排出することでデトックス効果
●体の芯まで温めることで末端の冷え性
●慢性的な疲労感を緩和することで免疫力アップ
●肩こりや首こり緩和
●眼精疲労からくる頭重感
●冷えからくる腰痛を緩和することで便秘、生理不順の解消
●自律神経を整える
●夕方に向けて足がむくむ症状の緩和
などに期待がもてます。
ホットストーンの温度は筋肉の表面から4センチ程度の深さまで熱が行き渡ることで血液の循環が良くなり老廃物を排出を促します。
手技だけでの施術よりもホットストーンを使った施術の方が3~5倍程の高い効果が期待できるともいわれています。
自然の力を持つホットストーンは心と体のエネルギーバランスを整えるヒーリング効果と手技を用いることで更なる効果が期待できます。
ホットストーンを当院での使用方法
当院で使用しているホットストーンは足もみやハンドケアの際にお腹や背中に置いた状態で施術していきます。
その石にマッサージオイルをつけて足先から膝の裏までをしっかり温めるようにもみほぐしていきます。
ハンドケアの場合も手に石を持ってもらい手技で手首から肘上までをもみほぐしていきます。
ちょうど石の重みと温かさで筋肉の緊張と自律神経を整える効果を期待してます。
背中もお腹も直接肌の上には置きません。
肌着や服の上に置いて温かさを調節していきます。
なので肌の露出が少ないので安心してください。
症状によっての施術の方法
【年中冷えを感じている冷え性の方】
冷え性の方でも特に冷えを感じる部位を聞きます。
その部位が背中であると仰向き(上向き)で寝てもらい背中にホットストーンを敷いた状態で施術を行います。
冷え性の方はおへその下に東洋医学でいう【丹田(たんでん)】のつぼがあり婦人科系、泌尿器系などにも効果があるといわれてます。
そこにもホットストーンを置いて温めていきます。
まずホットストーンで施術者側も手を温め指先から全体的にもみほぐしていきます。
特に施術しながら冷えを感じる所には直接ホットストーンをあて、温めながらもみほぐしていきます。
その後うつ伏せ(下向き)で寝てもらいお腹にはホットストーンを敷いた状態と背中にはホットストーンを置いて施術を行います。
その時に膝裏に【委中(いちゅう)】のつぼで腰背部の筋肉緊張、むくみなどにも効果があるといわれてる所にホットストーンを置いて施術を行います。
足首からふくらはぎにかけてホットストーンを使いながら、押圧スライドしていきます。
最後はホットタオルで温めながらオイルを拭き取っていきます。
【眼精疲労からくる頭重感がある方】
このような症状の方は東洋医学でいう【気(き)と血(けつ)】の巡りが悪くなっていると思われます。
まずは仰向けになってもらい、おへその下にある【関元(かんげん)】のつぼにホットストーンを置きます。
ここは字の通り(関)関所(元)元気の元でここに元気エネルギー(生命エネルギー)が集まるといわれています。
温める事で循環を良くして【気や血】の滞っているのを緩和していきます。
このような時は足もみよりもヘッドマッサージをしていきます。
手のひらには【労宮(ろうきゅう)】のつぼがあり、手にホットストーンを持ってもらいます。
【労宮】は精神安定、不安感などにも効果があるといわれています。
その状態で目には小さめのホットストーンを置いてヘッドマッサージをしていきます。
※目は圧をかけすぎるのは良くないので温まるとホットストーンを外します。
最後はホットタオルで首元と目元を温めて終わります。
後は患者さんの症状に合わせて施術していきます。
ホットストーンを使用しての一例
この一例は夕方になると足がむくむ方に有効な施術です。
まずはホットストーンで足全体を温めながら血行改善を目指します。
むくみの原因は老廃物の停滞も考えられますので老廃物の排出に働きかけるように刺激を入れていきます。
※刺激の強さも痛気持ちいい程度で押圧しましょう。
おわりに
当院は女性でも安心してもらえるように肌の露出は少なめで施術をしてます。
肌着や服の上からでも十分に効果はあります。
体を温める事はいろいろな不調を緩和するのに働きかけてくれます。
自然の力を持つホットストーンは様々な症状の緩和に期待ができ、まだまだ未知の力を秘めている思います。
実際、ホットストーンを受けた事のない方は是非受けてみてください。
【ホットストーンを受ける際の注意事項・禁忌事項】
●発熱
●風邪のひき始めで悪寒や微熱がある方
●皮膚の症状(アトピー性皮膚炎、湿疹、かゆみ、水虫)
●怪我をして炎症がある方
●妊娠中の方
●心臓に病気がある方(血流を促すことで心臓に負荷がかかるため)