こんにちは!
筑紫野市二日市にある足つぼ杏の今を任せると書いて今任(いまとう)です。
寒さが厳しくなってきましたね。
今回は冬に向けて出来るケアで今年も厳しくなるであろう冬を乗り切りましょう。
東洋医学的でいう冬は『腎(じん)』が弱りやすくなるといわれています。
腎は寒さが苦手でそのために寒さの邪気【寒邪(かんじゃ)】が入り込んで腎が弱ってしまうといわれています。
また、生命活動を維持するエネルギーを『精(せい)』といいます。
この精を貯蔵するのが腎の大きな役割で成長、発育、生殖機能などをつかさどるほかに水分代謝や老廃物のろ過、体や臓器を温める働きもします。
なのでまずはこの時期は腎の働きを良くしていきましょう。
腎の働きを助けるつぼ
足の裏中央にある【湧泉(ゆうせん)】東洋医学的の【血(けつ)と気(き)】が泉のように湧き出て、こころを安定させる効果や意識をはっきりさせる働きもあります。
※両手の親指でしっかり押圧したり、ゴルフボールなど踏んで刺激することも有効です。
内くるぶしの【太渓(たいけい)】のつぼで生命活動の源である元気を補充します。
まずは湧泉のつぼで気力や体力をつけて、太渓でそのエネルギーを補充して腎の働きを助けていくようなイメージだと思います。
※ここはイタ気持ちいい程度で3秒間の安定圧をかけましょう。
それでも腎は冷えることを嫌います。
季節を問わず冷え性で悩んでいる方は、特に冬は寒邪が入り込んで一段とつらさが増します。
すると手足の末端まで冷たくなって、しもやけになったり、こわばってしまったり、しびれるのは末端の血流が悪くなることで栄養が行き届かずに出てくる末端の冷え性です。
腎の働きを助けるためにも末端の冷えも軽減していきましょう。
末端の冷え改善に効くつぼ
手指の間にある【八邪(はちじゃ)】は両手のみずかきのところにあります。
刺激は反対の手の親指と人差し指で摘まむように押したり離したりを繰り返すと有効です。
足指の間にある【八風(はっぷう)】は両足のみずかきのところにあります。
刺激は手と同じで押したり離したりを繰り返すと有効です。
手と足を同時に刺激出来る方法
まずは足を全体的にほぐしていきます。
その後に足の指の間に手の指を入れて握手をすると上記のつぼを同時に刺激することができます。
次に足首を回してそのまま指を反らしてストレッチを30秒間かけていきます。
最後に足の親指と人差し指の間に溜まっている物を押し上げるイメージで押圧しながらスライドしましょう。
※押圧する強さも少し強めですると有効です。
冷えの他にも腎が嫌うのは、憂うつな気持ちや不安感、ビクビクする感情が過度になると腎に負担をかけてしまいます。
なのでつぼの力を借りて気持ちを少し晴らしましょう。
憂うつ、不安、恐怖感を軽減するつぼ
冬に近づくにつれて日照時間が少なくなっていくうえに、どんより曇った空、そんな気候も影響して誰にも会いたくない、出かけたくないなどと普段は社交的な方でさえ憂うつな気分になることは珍しくありません。
こういった気持ちは腎を弱らせてしまいます。
そんな気持ちを和らげるために働くつぼ
背中にある【身柱(しんちゅう)】の位置は首を前に倒したときに飛び出る骨から背骨の山3つ分下がった所にあります。
刺激の方法は手が届きにくいので、ホットタオルや湯たんぽ、カイロなどで温める事と誰かにさすってもらうのも有効です。
身柱は癒しのつぼで精神安定に働きかけます。
ここでもう1つケアしてほしいつぼ
それは胸もとにある【膻中(だんちゅう)】で、位置は乳首同士を結んだラインの真ん中にあります。
不安や恐怖感を感じると自然と触れているつぼで手を当てると安心します。
不安なときは肩をすくめがちなので、肩の力を抜いてそっと手を添えましょう。
※あお向けになってつぼに手を重ねて温めたり、ホットタオルなどで温めても心地よいです。
まとめ
寒暖差がある中で冬に向けての準備は大事です。
朝晩の冷えが心身の不調を招く原因の一つになります。
なので今のうちから気になる症状を少しでも軽減していきましょう。
今回紹介したことは不調を招く入り口考えることもできるのでここをケアするだけでも、これから来る冬を乗り切る事ができると思います。
これからも症状を少しでも軽減できるような、足つぼを紹介していきますのでよろしくお願いします。
【足つぼをする際の注意点】
※足つぼはさまざま不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。
●食後30分は空ける事
●足に怪我があるか確認する
●飲酒後
●妊娠中の方は医師への相談が必要です
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