こんにちは!
福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の今を任せると書いて今任(いまとう)です。
最近、皆さん食欲はありますか?
本当に外が暑すぎて体がおかしくなりそうですね・・・
でも人の体は外気に合わせて体温調整をする機能が備わっています。
しかし、冷房で冷えた室内と灼熱の屋外を行ったり来たりする生活は体温調節をつかさどる自律神経を狂わせ夏バテに似た症状を起こしてしまいます。
※大事なのは気温差をひろげないように冷房の温度を下げ過ぎない事です!!
今回は夏場の暑い外気と室内の冷房の効いた部屋での寒暖差で食欲不振に悩まれている方に効果的なつぼを紹介していきます。
特に冷やしてほしくないつぼは【三陰交(さんいんこう)】足首にあってさまざまな不調に効く万能つぼです。
三陰交のつぼの位置
内くるぶし上から指幅4本分程度上がったところです。
つぼをケアする方法
靴下やレッグウォーマーなどを活用してつぼを冷やさないようにしましょう。
つぼの周辺をもみほぐすと血の巡りを良くする効果や婦人科系のトラブルなどに効果が期待できます。
それと冷やしてほしくないつぼは門がつく【風門(ふうもう)】【命門(めいもん)】は、東洋医学的でいう風邪(ふうじゃ)の侵入口になりやすい場所だといわれていますのでケアしましょう。
風門・命門のつぼの位置
風門は首を前に倒した時に飛び出る骨の下、大椎(たいつい)から背骨2つ下にいき、そこから親指1本半分程度外側の左右にあります。
命門は背中にあり、おへそのちょうど裏側にあります。
つぼをケアする方法
ショールなど羽織って冷房の風が当たらないようにしましょう。
風門・命門は風邪予防にも効果が期待できるつぼで悪寒や寒気がする時にはカイロなどで保温すると効果的です。
命門は元気が出ない時や疲労回復に効果がり、そのような時はホットタオルなどで温めると効果的です。
+プラスのケア
夏の果物は体を冷やすものが多いですが桃だけは温める効果があるといわれていますので、体を冷やしにくい事に効果が期待できます。
それと胃腸が弱っているときの果物は桃がおすすめです。
夏の食欲不振に効果的な足つぼ
先程、紹介した冷房での影響で汗をかく機能が鈍ると暑くても汗がうまくかけず体に熱が停滞してしまいます。
体に停滞した熱を冷まそうと冷たいものをがぶがぶ飲めば胃腸に負荷がかかりさらに汗をかきにくい為、体は余計な水分を溜め込んでしまいます。
水の滞りが苦手といわれているのが、東洋医学でいう脾ということでその脾が弱ると関係が深い胃腸が一層弱るという悪循環になります。
ここで刺激したいつぼは、胃腸を元気にするつぼで、【隠白(いんぱく)】【商丘(しょうきゅう)】や【足三里(あしさんり)】を足湯や入浴で温めれば軽く汗をかくこともでき余分な熱や湿が排出できる効果が期待できます。
商丘・隠白のつぼの位置
商丘は内くるぶしの下で少し前のくぼみにあります。
隠白は足の親指の爪の生え際で内くるぶし側にあります。
つぼのケアの方法
洗面器などに42℃程度のお湯を入れ足湯をします。
時間は10~15分 ぐらいでお湯が冷めると冷やしてしまうので注意してください。
足三里のつぼの位置
膝の外側でお皿の下のくぼみから指幅4本分程度下がったところです。
つぼのケア方法
夏でも湯船に入って体を温めながらつぼを軽くもみほぐします。
+プラスのケア
胃腸を元気にし水分代謝も助けてくれる食材はとうもろこしです。
実はとうもろこしのモシャモシャしたひげも生薬として使われます。
フライパンで乾煎りし煮だした『ひげ茶』もおすすめです。
食欲がない時に刺激したい足つぼ
まずは足の甲にある横隔膜の反射区を刺激するために両手の親指で足の甲をひらくように往復して押圧しながらスライドします。
足の裏中央にある腹腔神経叢の反射区を両手の親指でしっかりイタ気持ちいい強さで押圧すると胃をはじめ働きが落ちてしまった消化器系全体に活力を与えることができます。
最後は足の親指の下にあるふくらみのすぐ下、胃・すい臓・十二指腸の反射区をしっかりもみほぐしましょう。
まとめ
今回、紹介した寒暖差による【食欲不振】についてですが、気づいていない方が多い気がします。
何となく『お腹が空かないかな?食欲がないな~』ぐらいで何が原因なのかわかってない事も考えられます。
食事が摂れないと体への不調がでてきて、暑いために冷たいものばかり摂っていると胃腸に負荷がかかります。
今回紹介したつぼも温めてケアする事が多いので、普段のちょっとしたケアで変わってくると思います。
食事は体を作るには必要不可欠です。
これからも皆さんの体の不調にできるケアも紹介していきますのでよろしくお願いします。
【足つぼをする際の注意点】
※足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。
●食後30分は空ける事
●足に怪我があるか確認する
●飲酒後
●妊娠中の方は医師への相談が必要です
●足つぼをした後はお白湯を飲んで老廃物を排出しやすくしましょう
●症状が強くなったり症状の緩和がみられない場合は専門機関への受診をしてください
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