こんにちは!
福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の今を任せると書いて今任(いまとう)です。
今回ご来院された方は喘息を患っていて首肩と背中の筋肉が緊張してありました。
足の症状でもよく足がつったり、浮腫んだり、足が全体的に冷えているようにも感じているそうです。
今回はこの方の症状を緩和するための施術の内容を具体的に紹介していきます。
この記事を読んで足つぼを受けたいって方に参考になれば幸いです。
↓こちらの記事に足つぼなどを使って足がつる方に効果的なケアを紹介してますので参考にしてみてください。
呼吸器系が弱くて足に症状がある方の悩み
特にこの方は気温の差で咳がでるために冬場だと寒い外から暖房で暖かくなった部屋に入った時や、夏場だと冷房で冷え過ぎる事で咳がでていたそうです。
咳をする事で首肩に力が入り筋肉の緊張が強く感じるとおっしゃっていました。
足はふくらはぎの筋肉の緊張が常にあり、朝起きる時間ぐらいに足がつるともいわれていました。
まず足つぼを行う前に準備をします
この方は全体的に緊張も強くむくみがあったのでまず下準備を行います。
足の前側の筋肉(前脛骨筋)はこの方も筋肉の緊張が強くありましたので、下から上に押圧しながらスライドしていきます。
そのまま内側のふくらはぎの筋肉の緊張を緩和するように上から下に押圧しながらスライドしていきます。
次に足の甲を広げるように押圧しながらスライドした後に、足の指の間に手の指を入れて指の間を広げるようにして血行を促し、冷えの改善に働きかけていきます。
指をひろげた状態で足首を回す事で可動域を良くして血流改善を目指します。
最後はそのまま足を反らしてストレッチをしていきます。(30秒間程度すると効果的です。)
これで血行を良くした後に足つぼの特徴を刺激していくとより効果的になります。
このような方はまず下準備をする事で足つぼが効果的になります。
呼吸器系が弱くて足に症状がある方の足つぼの特徴
下準備が終わったら具体的に触っていきます。
この方の足を実際に触ってみると足の特徴として足は冷たく、浮腫みもありました。
足の裏の指のつけ根にある肺と気管の反射区は硬くなっていました。
そこでまずは呼吸器系を整えることに働きかけていきます。
イメージとしては足をこの方の体と思いながら、肺と気管の反射区をひろげるように押圧しながらスライドしていきます。
次に足の甲にある横隔膜の反射区もひろげていくように押圧しながらスライドしていきます。
最後は両方のくるぶしの前にある、肋骨の反射区を3秒間程度の持続圧をします。
※ここの反射区を刺激する時は患者さんには深呼吸してもらってなるべくリラックスした状態で刺激すると効果的です。
この方の足の特徴であったように肺と気管の反射区が硬くなっていたのですがすぐ近くにあるツボにも反応が出ていたので押圧していきます。
このようにつぼは単独であるのでなく近くのつぼと影響しあっている事もあります。
足をグーの形にしてシワの真ん中にあるつぼ【湧泉(ゆうせん)】ここでの効果としては足の冷えを緩和するのと、腎臓の機能を高めることに働きかけていきます。
この方も体が弱々しく元気がない感じがしたので元気がでるように、湧泉を刺激すると生きていくために必要な生命のエネルギーが湧き出て泉のように溜まっていく事で体の回復が期待できます。
ここで溜まったエネルギーを全身に循環していきます。
そこで刺激したいつぼは渓流のようにエネルギーを全身に流していくいわれているつぼ【太渓(たいけい)】は太い渓流(動脈)で生命のエネルギーを循環していきます。
効果としては血行促進、足の冷えの改善に働きかけ、腎臓の機能を高めるといわれています。
足つぼの特徴を刺激していくと体が温まって浮腫みが緩和されてきました。
ご感想
今回来院された方は刺激に弱くて、強く押圧すると痛がって咳が止まらないぐらいにでることがあります。
押圧する強さはその人その人に合わせて刺激する事で効果が変わってきます。
痛いのを我慢しても効果が上がる事でもないのでその人に合わせて刺激します。
足つぼは痛いというイメージが強いと思いますが、当院では患者さんに合わせて施術を行っています。
これからも気になる症状や足つぼの効果も紹介していきますのでよろしくお願いします。
【足つぼをする際の注意点】
※足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。
●食後30分は空ける事
●足に怪我があるか確認する
●飲酒後
●妊娠中の方は医師への相談が必要です
●足つぼをした後はお白湯を飲んで老廃物を排出しやすくしましょう
●症状が強くなったり症状の緩和がみられない場合は専門機関への受診をしてください
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