こんにちは!
筑紫野市二日市にある足つぼ杏『今を任せる』と書いて今任(いまとう)です。
今回も【気になる秋の不調】について紹介していきます。
本当に季節の変わり目はいろんな症状や不調がでてきますよね。
前回は乾燥することによって東洋医学でいう肺が弱くなり、【気】を生みだす力も体を循環する水も不足することで滞りができ、体の不調を招いてしまいます。
今回はどちらかと乾燥よりも、うるおい・水不足による不調を紹介していきます。
他の秋におすすめのケアはこちらにもまとめて書いてますよ!
是非よければこちらもどうぞ!
寝汗は水不足のせい?
朝晩と涼しくなった日が増えてきましたよね
なのに夜、寝ていて気づくと汗をかいていることがあります。
東洋医学では【気(き)・血(けつ)・水(すい)】が巡っていると考えられます。
その【気・血・水】それぞれが不足すると体に不調が現れてきます。
※東洋医学でいう気は心身の活動に影響するもので、消化・吸収・排出を正常に行う、体内中の血の巡らせる、体温を正常に保つ働きをします。
※血は血液だけではなく、血液が運ぶ栄養素のことも指し、各器官や組織に血液を運び、精神活動の基礎物質となって意識や精神をはっきりする働きをします。
※水は津液(しんえき)は体内に存在する血液以外の水分の事をいい、細胞・血液中の水分・リンパ液・唾液・涙・汗などの体液を指し、皮膚や内臓を潤す、関節をスムーズに動かす、汗や尿を作るなどです。
また、老廃物の排出の働きもあり、水の流れが悪くなると代謝も悪くなります。
気は体のエネルギーで気が不足すると気虚(ききょ)といい、同様に血が不足すると血虚(けっきょ)といい、体内の水が不足すると陰虚(いんきょ)といいます。
寝汗になる原因とは?
陰虚タイプの方で生活習慣が夜型のケースが多くみられます。
血も津液と同じく夜、体が休んでる時に作られます。
なので睡眠をとるだけでなく、夜間もしっかり休みましょう。
ストレスなどで気の流れが滞ることで、余分な熱がこもると津液を消耗して陰虚をひきよせます。
起こりやすい症状とは?
肌や髪のトラブル、口内炎、ほてりや熱っぽさなど乾燥によるさまざまな症状がでます。
手のひらや足の裏があつくなって寝汗もかきます。
水が不足する前に水分調節に働く【復溜(ふくりゅう)】それと、精神を安定させ熱を鎮めるつぼで【神門(しんもん)】、【陰隙(いんげき)】を刺激しましょう。
復溜のつぼの位置
足首の内くるぶしから指幅3本分上がったアキレス腱のキワにあります。
刺激の方法
アキレス腱側から手を回し親指の腹でつぼをもみほぐします。
神門のつぼの位置
手のひら側の手首のシワの上で小指側の腱の内側にあります。
陰隙のつぼの位置
神門より小指幅1本分程度ひじ寄りにあります。
刺激の方法
親指の腹で軽く押したり、人差し指と中指でさするのも有効です。
寝汗の他の原因は?
※水分の摂りすぎアルコールの飲みすぎ、肥満が原因の寝汗もあります。
●睡眠時無呼吸症候群
睡眠時に無呼吸状態を繰り返す病気で1時間に5回以上無呼吸の状態が続くと睡眠時無呼吸症候群とされてます。
●何らかの疾患や薬剤
内分泌疾患(甲状腺機能亢進症、膠原病など)、悪性腫瘍(がん)、感染症なども考えられます。
薬剤としては、抗うつ薬、解熱鎮痛薬、糖尿病の治療薬などでの原因の場合もあります。
●過度なストレス
自律神経が乱れて交感神経と副交感神経の切り換えがうまくできなくて、睡眠中の体温調節ができなくてひどい寝汗をかいてしまいます。
●ホルモンバランスの乱れ
特に加齢によってホルモンバランスが崩れることを更年期障害といい、女性だけじゃなく男性にも起こります。
ちょっとしたことでもイライラしたり、情緒不安定な状態になるとその一つの症状として昼間・夜間によく汗をかく症状がでます。
寝汗に関しては、秋だけの不調じゃなく一年通していつでも起こることはあります。
※上記の原因があてはまる方は専門機関への受診をお願いします。
夏バテからの秋バテ
暑さ、湿気も落ち着いてきてるのに、だるい、食欲がない・・・
それは!!
夏バテならぬ秋バテで夏の間に受けたダメージをひきずったまま、秋を迎えてしまうと、このような症状が感じられて、それに急な冷え込みで体はついていけてなくて、自律神経の乱れを起こし、今感じている不調をなお一層強く感じるようになります。
そんな時に刺激したいつぼは、お腹のつぼで元気の『元』がつく【関元(かんげん)】は元気の源でここを温めるとじわじわとエネルギーが湧き、だるさの改善に有効です。
夏の不調からの秋バテは、胃腸のトラブルにも関係があるので消化吸収を助ける【足三里(あしさんり)】を刺激すると有効です。
関元のつぼの位置
おへそより指幅4本分程度下がったところにあります。
刺激の方法
つぼに両手をあて温めたり、さすったりしていたわるように深い呼吸するとより良いです。
足三里のつぼの位置
膝の外側、お皿の下のくぼみから4本分下がったところにあります。
刺激の方法
指の腹や手のひらでつぼをいたわるようにさすると、少し温まって心地よくなります。
+プラスのケア
かぼちゃなど甘くほくほくした食べ物は体を温めて胃腸を元気にしてくれます。
それをポタージュにすると消化に良くて牛乳からうるおいを補えます。
それと豆も元気アップの食材なので、豆乳を使うのも有効です。
症状をケアする足つぼ
今回の足つぼは自律神経を整えるのに有効な足つぼです。
まずはつぼや反射区を気にせずに足の親指のつけ根から指先までをもみほぐしていきます。
他の指も同じように指の付け根から指先までをもみほぐしましょう。
最後に踵にある反射区で骨盤を整えて、ストレスの緩和をする反射区でもあるので、しっかりと気持ち強めで押圧すると有効です。
まとめ
今回も【秋の不調】について紹介してきました。
季節の変わり目は体調に変化がありますよね。
少しでも気になる症状には敏感になると前もってのケアができると思います。
症状を感じるのは個人差があるので、これからも気になる体の不調について、紹介していきますのでよろしくお願いします。
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