こんにちは!筑紫野市二日市にある足つぼ杏の『今を任せる』と書いて今任(いまとう)です。
今回紹介するのは【秋の体調不良】について紹介していきます。
残暑も厳しいですが、最近は乾いた冷たい風が吹くことがまれにありますよね。
そうなると夏場で活動的に働いて疲れた心と体に影響を及ぼす可能性があります。
秋はどちらかと活発的な春夏と対照的にひっそりと落ち着いた感じになります。
こころもどこか寂しい感じがあったり、空気も乾燥することで大腸の働きや体の水の循環が悪くなります。
それと東洋医学でいう肺は『気』を生みだす働きがあり、バリア的な機能をもつ『衛気』(えき)を補充してくれます。
衛気が不足すると『邪気』(じゃき)が入りやすくなり風邪もひきやすくなります。
秋はうるおいのある物を食べて肺は養生していきましょう。
肺を養生するつぼ
肺の経絡の流れが悪くなると、呼吸器官に影響を及ぼしのどや鼻に症状がでてくることがあります。
なのでまずは肺の経絡にある3つのつぼで、自分でも簡単に刺激できるつぼを紹介していきます。
【列欠(れっけつ)】・・・肺の経絡の流れを良くするとともに働きを高めるつぼです。
列欠のつぼの位置
親指側の手首の内側で人差し指、中指、薬指の3本の指を添えて脈拍がわかるところに薬指を置いて人差し指の先にあるつぼです。
【太淵(たいえん)】・・・肺の余分な熱とって咳を鎮めるつぼです。
太淵のつぼの位置
親指側の手首の内側で脈拍がわかるところです。
【魚際(ぎょさい)】・・・のどの痛みに効果的なつぼです。
魚際のつぼの位置
親指のつけ根のふくらんだ部分で手のひらと甲の境目あたりで少し凹んだところです。
3つのつぼの刺激方法は
反対の手の親指の腹で心地よいぐらいで押圧します。
※どれも押しやすい場所なので押すくせをつけてトラブルを防ぎましょう。
秋の便秘トラブル
秋の便秘に悩む方が多くなります。
うろおいが不足して体に余分な熱がこもると、腸も乾いてその結果、便も乾いて硬くなり出にくくなってしまいます。
なので、おへそ周りにある便秘の特効つぼである【天枢(てんすう)】【大巨(たいこ)】は腸に直結するつぼです。
軽く圧をかけながら指で押すと腸が動き始めます。
天枢と大巨のつぼの位置
おへそから3本分程度外側の左右にあります。
天枢から指幅3本分下がったところにあります。
刺激の方法
指のの腹でやや下に向けて軽く押すのを繰り返します。
おへそ周りを『の』の字にマッサージするのも有効です。
ここでもう一つ刺激したいつぼは【復溜(ふくりゅう)】は乾燥性の便秘を助けるつぼで腸のうるおいを促す働きをします。
復溜のつぼの位置
内くるぶしから指幅3本上がったところのアキレス腱の間の凹んだところにあります。
刺激の方法
アキレス腱側からの手を回し親指の腹で押圧したりもみほぐします。
※プラスのケアで前に紹介した熱タイプの便秘のつぼを押圧するのも有効です。
乾燥トラブル
皮膚、口、目、鼻の粘膜などがカサカサ、パサパサ。こういった全身におよぶ乾燥症候群はうるおいが不足する秋におこりやすくなります。
大事なのは適切な水分量を溜め、巡らせる力がないと補っても、でていってしまい、あるいは余分な量まで停滞させてしまいます。
このような水分の調節は東洋医学でいう『腎』の働きが必要になります。
【太渓(たいけい)】・・・加齢に伴う疲労感、尿の問題、足の冷えなどに効果的です。
【水泉(すいせん)】・・・排尿障害、足底腱膜炎などに効果的です。
【照会(しょうかい】・・・血行促進、足の冷えやむくみに効果的です。
太渓、水泉、照会のつぼの位置
太渓は内くるぶしとアキレス腱の間で凹んだところにあり、ここから親指1本下に水泉があります。
照会は内くるぶしから親指1本分下にあります。
刺激の方法
それぞれのつぼを3秒間の安定圧をかけて、その後に太渓→水泉→照会の順に押圧しながらスライドします。
※押圧の強さはイタ気持ちいい程度でしましょう。
まとめ
今回紹介したのは『秋の体調不良』について紹介してきました。
ちょっと気が早いかもしれませんが、秋に感じる不調について前もって知っておくと、ケアもはやめにできると思って紹介しました。
夏が終わりに近づくと寂しいかったり、悲しい気持ちが強くなると思います。
これも肺の弱りの影響と考えられています。
悲しみを強めてしまうと、肺はさらに弱り体の不調に拍車をかけることもあります。
今感じてる気持ちは自分のせいだけじゃなく、秋がそうしてるんだと受けとめると少しこころが軽くなると思います。
ちょっと早めのケアで秋のトラブルを防ぎましょう。
まだまだ紹介しきれてない分がありますので、これからも紹介していきますのでよろしくお願いします。
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