胃の仕組みや働きを知って痛みを緩和するためのつぼ療法

こんにちは!

福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の今を任せると書いて今任(いまとう)です。

春になって新生活が始まり、環境の変化や新しい事への挑戦などで気持ちが情緒不安定になったり何かソワソワして落ち着かない感じがします。

そうなるとストレスで胃痛を起こすことがあります。

今回は少しでも自分でケアできるようにつぼを紹介していきます。

↓こちらに胃の症状を抱えて来院された方に行った施術を紹介していますので参考にしてみてください。

目次

食物の消化について

食物はどうやって消化されると思いますか?

人は生きていくためのエネルギー源を食物から摂取しなければなりません。

エネルギー源となる栄養素は糖質(デンプン)タンパク質脂肪です。

これらを三大栄養素といいます。

このままでは吸収できないので、糖質ブドウ糖までタンパク質アミノ酸まで脂質脂肪酸まで分解する事が消化です。

消化とは吸収のために必要な作業です。

消化器官は①口腔食道と②肝臓胆のう膵臓です。

①は食物の通る管であり消化管と呼ばれ、②の内の肝臓は栄養素の貯蔵庫として働き、①の消化管を含めて胆のう膵臓は消化液の分泌を行っています。

その中でも今回は①の胃の働きについて話していきます。

胃の働きについて

主に副交感神経の働きにより消化器の働きは活発になります。

具体的には消化液の分泌が増え、胃腸の動きも大きくなります。

胃は食物の消化を行っていますが、胃自身は消化されません。

これはなぜかというと胃は粘液を分泌し、胃粘膜表面をカバーすることにより自分自身を保護してます。

胃液の成分は粘液の他にペプシン塩酸が含まれています。

ペプシンたんぱく質分解酵素で中性よりも酸性の環境下でよく働きます。

塩酸は胃内を酸性化にしペプシンの働きを助けます。

しかし胃はストレスにとても弱いです。

過度にストレスを感じる事で交感神経が優位になって、消化液の分泌が減り胃腸の動きも少なくなってしまいます。

そうなると胃をカバーしている粘膜が薄くなり、胃そのものが消化液によって刺激され胃の粘膜に炎症ができることを胃潰瘍といいます。

軽症ではその炎症の層は浅いですが重症では穴が深く胃の外面まで貫通することもあり、ちょうど太い血管が存在する所に胃潰瘍の穴ができると大出血を起こします。

胃内に出血してその血液を吐くことを吐血といいます。

胃潰瘍の治療薬には粘液保護薬や酸の中和薬さらにペプシンや塩酸の分泌を抑制する薬など多くの種類があります。

薬などは専門医の先生や薬剤師の方にご相談するのがいいと思います。

消化不良を起こす原因と緩和するためのおすすめなつぼ

消化不良などを起こすのは日常の生活習慣での影響が大きいと思われます。

その中でも食事を摂る時間が遅くなる事で睡眠時間が短くなり朝までに消化できずに残ってしまう感じがしたり、ストレスのせいなのか暴飲暴食をして消化不良を起こすなどが考えられます。

まずは食事を摂る時間が遅くなる事で消化不良を起こし、それを緩和するためにおすすめなつぼです。

どうしても仕事などで食事を摂るが遅くなる方は食後30分程度空けて土踏まずにある【胃の反射区】を3秒間程度の持続圧を入れて緩めてを繰り返しながらして和らげていきます。

※30分間程度空けないと食べたもの消化の働きを邪魔して不調を招く恐れがあるといわれています。なので足つぼを刺激する際は食後30分程度空けてしましょう。

その後に下にある【すい臓の反射区】【十二指腸の反射区】を和らげるために繰り返し押圧しながらスライドしていきます。

最後に足裏中央にある【腹腔神経叢(ふっくうしんけいそう)】で消化・吸収・代謝・排出の働きを助けていきます。

※ここを押圧する時は痛気持ちいい程度の強さで刺激すると効果が期待できます。

それとストレスによって暴飲暴食になり、胃の痛みと消化不良を起こしていた方に行った施術を動画で紹介していきます。

まずはストレスによる胃痛を軽減するために、足の親指の指腹をしっかりもみほぐします。

特に対人関係によるストレスを強く感じてる方は硬くなってますので、やわらぐまでもみほぐしていきます。

次に足の内側にある反射区を押圧しながらスライドして自律神経を整えます。

後は土踏まずにある、胃や腸をはじめ多くの臓器が集まっている反射区で右足にしこりがある時は肉体疲労や暴飲暴食による胃痛で左足にある場合はストレスが原因だと考えられるます。

そのしこりは強く押圧すると痛みを感じやすいので痛気持ちいい程度の強さでもみほぐしましょう。

最後に足裏中央にある腹腔神経叢の反射区での効果として、胃がもたれてシクシク痛むような感じや食欲不振などに効果があるといわれています。

胸やけ程度の症状には胃のトラブルに即効性がある【特効つぼ】足の三里のつぼを押圧すると有効です。

ここの刺激の方法はつぼ周辺をもみほぐすのとホットタオルなどで温めるのも効果が期待できます。

他の効果として胃腸の働きを整えて足の疲労感などに効果があるといわれています。

まとめ

ストレスを抱えて生きてる私達の悩みの一つ胃痛です。

その中でも胃に負担をかけている事はこのようなことが考えられます。

色んな場面や立場によってかかるプレッシャーやストレスは胃に負担をかけ胃の痛みを起こします。

それと暴飲暴食のほかに極度に冷たいものや熱いものを摂ると胃はビックリして負担かけたり、不摂生を続けて胃に負担をかけ続けるなどが考えられます。

このようなことで胃に負担をかけ続けると症状が慢性化して胃潰瘍や十二指腸潰瘍になる可能性があります。

慢性的に症状が続くのでしたら、早めの専門機関への受診されて医師の診断を受けてください。

急性な痛みで脂汗が出るような痛みなども危険なサインです。

これからも気になる症状や足つぼの効果も紹介していきますのでよろしくお願いします。

【足つぼをする際の注意点】

※足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。

●食後30分は空ける事

●足に怪我があるか確認する

●飲酒後

●妊娠中の方は医師への相談が必要です

●足つぼをした後はお白湯を飲んで老廃物を排出しやすくしましょう

ケアも大事ですが胃痛などの場合大きな病気が隠れている場合があります。まず専門機関に受診をしてお試しください。

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