こんにちは!
福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の『今を任せる』と書いて今任(いまとう)です。
今回は【便秘で悩まれている方に必見!!タイプ別に分けて便秘を緩和するつぼ療法】をご紹介していきたいと思います。
便秘もお体の悩みの中の1つですよね・・・
便秘の中にはお通じはあるのに下腹部に停滞感があってスッキリしなかったり、常に腹部が張っている状態や便の量が少なかったりなどで色々あります。
なので便秘を引き起こす原因は様々あるので、原因をみつけてアプローチをしていきましょう。
便秘を体質別に分けてみましょう
便秘で悩まれている方は下記のタイプで当てはまる所に✅をつけてみましょう。
熱タイプ
✅暴飲暴食をするとひどくなる
✅暑がりで赤ら顔
✅便が硬く便秘の期間が長い
✅口が乾く
✅口臭が気になる
ストレスタイプ
✅旅行などで環境が変わるとでない
✅スムーズに便がでない
✅お腹が張る
✅イライラしやすい
✅げっぷやガスが多い
陽気不足タイプ
✅冷えると症状が悪化する
✅下痢をする事も多い
✅排便後に疲労感がある
✅息切れ倦怠感がある
✅冷えやすい
血不足(東洋医学でいう「血=けつ」不足)
✅生理中にひどくなる
✅うさぎのふんのようなコロコロ便
✅肌や髪に艶がない
✅動悸・めまいがする
✅髪が細くなって抜け毛が多い
どのタイプに多く✅がつきましたか?
下記にタイプ別に分けて効果的なつぼを紹介していますので参考にしてみてください。
熱タイプ
余分な熱がこもった腸は、水分が蒸発し乾燥状態になり便も乾きでにくくなってしまいます。
【合谷】(ごうこく)【曲池】(きょくち)はともに余分な熱を冷ますつぼです。
余分な熱が軽減するとうるおいが奪われず便がでやすくなります。
親指と人差し指の骨が交わる少し手前のくぼみで人差し指側の骨のきわにある①合谷を刺激していきます。
刺激の方法としては、人指し指の骨のきわに親指を軽くもぐりこませるようにして、イタ気持ちいい強さでもみほぐします。
効果として余分な熱を冷まし、気持ちがソワソワする感じを落ち着かせる事にも効果が期待できます。
次は肘を深く曲げたときにできるシワの外側先端で押すと窪む所にある②曲池を刺激していきます。
刺激の方法としては腕を外側からつかむようにして親指の腹でつぼを押してイタ気持ちいい強さで刺激しましょう。
効果としては余分な熱を冷まし、上半身の血流を促進していく働きに効果が期待できます。
熱タイプの方は余分な熱を冷まし、尚且つうるおいを足してくれる食べ物
(きゅうり・トマト・アロエ・バナナ・こんにゃく・ごぼうなど)
※食べ過ぎると体を冷やし過ぎてしまうので注意してください。
ストレスタイプ
過剰なストレスがかかると体内の東洋医学的の【気】が円滑に流れず停滞します。
【気】が停滞すると腸の働きが低下して便がでにくくなります。
【日月】(じつげつ)【行間】(こうかん)は緊張をほぐし気持ちを落ち着かせてくれるつぼです。
乳首から真下に下ろした線と第7肋骨が交わったところのすぐ下でやや窪んでいる所にある①日月を刺激していきます。
刺激の方法としてはつぼを押圧するより、ぐーっと腕を上に伸ばしストレッチをして、つぼの部分を伸ばして刺激します。
効果としては体内の【気】の巡りを良くする事で腸への血流を促進して腸の働きを助けていきます。
次に足の親指と人差し指の間で指のつけ根にある②行間を刺激していきます。
刺激の方法としては足の親指と人差し指の間を摘まむように刺激したり、横に軽く広げて伸ばすことによってつぼを刺激します。
ストレスタイプの方は自分が気持ちよくスッキリしたと思える程度の軽い運動やストレッチをすると有効です。
陽気不足タイプ
体を温める力が不足しているために腸の働きが悪くなり便がでにくくなっています。
そこで体を温めるのに重要なのが【腎】の働きです。
腎の経絡でもっとも温めるつぼは【太渓】(たいけい)です。
【関元】(かんげん)は元気が集まるつぼでここも温めます。
おへそより指幅4本分程度下がったところにある①関元を刺激していきます。
刺激の方法としてはつぼをホットタオルなどで温めたり、つぼに手を添えてさするように刺激します。
効果としてはお腹に気の流れが集まる事で元気になったり温める効果に期待できます。
次に内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにある②太渓を刺激していきます。
刺激の方法としてはつぼ周辺をもみほぐしたり、シャワーで温めるのも効果的です。
※普段から冷やさないようにレッグウォーマーなどでしっかり守る事も大事です。
陽気不足タイプの方は自然界でもっともパワーをもつ太陽光を背中に浴びましょう。
1日15分 週3回程度を目安にします。
血不足タイプ
生理はもちろんのこと日々の考え事や目の酷使なども血を消耗させてしまいます。
血は腸のうるおいも運ぶので減ってしまうと腸が乾き便秘になってしまいます。
このタイプに必要なのは、血を補うつぼ【血海】(けっかい)と【三陰交】(さんいんこう)が働きを助けます。
内くるぶしの上から指幅3本分程度上がった所にある①三陰交を刺激していきます。
刺激の方法としては自分が押しやすい指の腹でぐーっと押したりさすったりして刺激しましょう。
効果としては足のむくみや冷えなどにも効果が期待できます。
次に膝の内側でお皿の上から指幅3本分程度上がった所にある②血海を刺激していきます。
刺激の方法としては床か椅子に座りながらつぼに親指の指腹を当ててもみほぐします。
効果としては先程の①三陰交と同じで血流を促進するように働きかけていきます。
血不足タイプの方は十分な睡眠をとることを心掛けましょう。
中医学では血は就寝中に一度、肝に戻りきれいになりまた全身に返ると考えられます。
なので睡眠をとらないと、きれいな血が足らなくなり不調になります。
便秘を和らげる足つぼを刺激しましょう
まず左足の横行結腸から下に下がって下行結腸に行きそこからS状結腸・直腸に行きそのまま肛門までいきます。
最後に内くるぶしの外側にある直腸の反射区で押し出します。
次は右足の上行結腸から横行結腸にいき内くるぶしの外側で押し出します。
※イメージでお腹に溜まっているものをだすように押圧しながらスライドすると有効です。
足つぼプラスお腹と腰にあるつぼを刺激していきましょう。
どのタイプの便秘の方にも効果が期待できるつぼです。
お腹にあるつぼは大腸でいうと上行結腸と下行結腸の所であり、排泄物や老廃物が滞りやすい所でもありますので重点的にもみほぐしたり大腸の働きを促していきましょう。
それと腰にある②大腸兪のつぼを押し込むように刺激する事で大腸の働きを整えていきます。
※お腹は腹巻きなどで保温したりホットタオルなどで温めるとより効果が期待できます。
まとめ
今回は【便秘で悩まれている方に必見!!タイプ別に分けて便秘を緩和するつぼ療法】について紹介してきました。
何となく最近お腹が張ったり、排便はあるのにスッキリしなかったり、2~3日間排便なかったりするのは便秘だと思います。
そのような症状で悩まれている方は、まずは今回紹介した便秘を体質別(タイプ)で当てはまる所に✅つけて多くついたタイプに合ったケアを行う事で改善に期待できます。
それでも改善がみられない時は専門機関への受診をしてください。
今ある症状をそのままにはしないで改善を目指してケアしていきましょう。
足つぼはその症状を改善させる一つの方法だと思います。この記事を参考にして一人でもその症状が改善される事を願っております。
ただセルフでは限界がありますので何かありましたら是非プロにお任せください。
これからも気になる症状や足つぼの効果も紹介していきますのでよろしくお願いします。
【足つぼをする際の注意点】
※足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。
●食後30分は空ける事
●足に怪我があるか確認する
●飲酒後
●妊娠中の方は医師への相談が必要です
●足つぼをした後はお白湯を飲んで老廃物を排出しやすくしましょう
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