夏に招く体調不良|5選に効果的なつぼ療法

こんにちは!

福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の『今を任せる』と書いて今任(いまとう)です。

夏は東洋医学的でいう『心』の季節です。
心が疲労すると動悸や息切れ・不整脈などが起こりやすくなります。

さらに暑くなってくると熱がこもり、熱中症になったりたくさん汗をかくことで疲労感が強くでます。

暑さに加えて湿度が高くなると胃腸の不調や重だるさなども多くみられます。
また冷房や冷たいものを飲み過ぎによる冷えや食欲不振なども原因の一つです。

心の重要な役目で感情や思考のコントロールするのも心の仕事です。
何となく頭がぼーっとしたりイライラしたりモヤモヤしたりでこころも活動的に働きます。

夏はこころも体もいきいきと活動的になることを好みます。

すこやかに過ごすコツとしては、体に熱をこもらせないために適度に動き、汗をかく事と適度に体を冷やす事も必要です。

ただし、汗をかき過ぎは体の負担にまた冷やし過ぎると不調を招きます。

夏は何事もほどほどに心穏やかに過ごしましょう。

今回は夏の暑さによって体調を崩し悩まれている方の症状を5つ選んでそれに効果的なつぼを紹介していきます。

目次

その1 『心』が疲労して動悸や息切れが気になる方に効果的なつぼ

夏の暑さで汗をかき水を消耗すると血の巡りが悪くなって、さらに心に負荷がかかってしまいます。
そういった理由から夏は心の働きが低下しやすく少し動いただけでも心拍や呼吸が乱れてしまいます。

そこで刺激したいつぼは手首に並ぶ4つのつぼで【神門(しんもん)】【陰郄(いんげき)】【通里(つうり)】
【霊道(れいどう)】で気を鎮めて精神安定に働きかけていきます。

それともう一つ刺激したいつぼは腕の【内関(ないかん)】は精神安定に働くつぼで動悸や息切れの対処にも効果が期待できます。

神門のつぼの位置

手のひら側の手首のしわの上で小指側の腱の内側(親指寄り)のくぼみにあります。

陰郄のつぼの位置

神門より親指幅半分程度の肘寄りにあります。

通里のつぼの位置

陰郄より親指幅半分程度の肘寄りにあります。

霊道のつぼの位置

通里より親指幅半分程度の肘寄りにあります。

刺激の方法として

親指の腹でつぼが並ぶところを深呼吸しながら軽くもみほぐします。

※もみほぐす強さも心地よい程度すると効果的です。それとパートナーや友人・家族などにもみほぐしてもらうのも効果が期待できます。

内関のつぼの位置

手首内側の曲げジワの中央から指幅3本分程度肘寄りで腱と腱の間にあります。

刺激の方法として

親指の腹で軽く押圧しながら深呼吸を続けて整えていきます。

※ここのつぼをほぐす時にはリラックスできる環境で、好きなアロマや音楽を聴きながら心地よい程度でもみほぐすと効果が期待できます。

+プラスのケアで卵を食べて東洋医学的な血を増やし心を助けていきましょう。
卵は栄養豊富な食材で薬膳的な効能で血を増やし心の働きを助けてくれます。
また精神安定させてくれる効能もありどんな調理法でも大丈夫です。

その2 熱中症予防に効果的なつぼ

熱中症は発症してしまうと医療機関での処置が必要ですが、ごく初期症状の対処や予防にはつぼも効果的です。

ここで刺激したいつぼは、手首の【陽谷(ようこく)】体の余分な熱を外に出す効果に優れています。

陽谷のつぼの位置

手の小指側の側面で手首のシワのすぐ下で豆状骨(ぽこっと飛び出た骨)の手前のくぼみにあります。

刺激の方法として

手の甲をつかむようにして親指でイタ気持ち良い感じで押圧しながらゆすってもみほぐすと有効です。

もう一つ刺激したいつぼは、【湧泉(ゆうせん)】頭から足元へ熱を下げる事も有効で頭がぼーっとするような状態を緩和します。

湧泉のつぼの位置

足裏で足の指をギュッと内側に曲げた時に一番へこむところです。

刺激の方法として

椅子や床に座り足を反対の脚の太もも上に乗せて足をつかむようにして親指をつぼに添えてぐーっと押圧します。

※効果として腎臓の機能を高めて老廃物の排出に働きかけていきます。

+プラスのケアゴーヤチャンプルーは夏の最強養生食です。ゴーヤ・豚肉・豆腐はどれも体の余分な熱を取ってくれます。豆腐には体をうるおす効果もあるので汗で水分を消耗するこの季節の強い味方です。

その3 体のだるさが気になる方に効果的なつぼ

夏にこういったことはありませんか?

寝ても寝てもだるい。

朝起きてもだる~い感じはないですか?

このだるさは余分な水分(湿)が体に溜まっていることが原因です。
水分が失われる夏はうるおいを補うために水分をたくさん摂り過ぎる事によって湿が体にたまり不調を起こす事もあります。

ここで刺激したいつぼは、すねにある【豊隆(ほうりゅう)】で水分代謝に働くつぼです。
それとお腹にある【水分(すいぶん)】は余分な湿気や水分を排出し体をスッキリさせてくれます。

豊隆のつぼの位置

膝のお皿の外側の下と外くるぶしを結ぶ線の中間あたりです。

刺激の方法として

水を流すようなイメージで軽くさすりましょう。

※ここのつぼ周辺を軽くもみほぐしたり、ホットタオルなどで温めると効果が期待できます。

水分のつぼの位置

おへそから親指幅一本程度上がったところにあります。

刺激の方法として

人差し指と中指の腹を当てて軽くさするか軽く押圧しましょう。

※ここもホットタオルなどで温めると効果が期待できます。

+プラスのケアだるい日のスープの具はもやしとわかめが有効です。
もやしは体の余分な熱と水分を取ってくれるので、夏バテや水太りの改善にぴったり海藻も余分の水分の排出にすぐれてます。だるい日とか湿気の多い日にはもやしとわかめのスープをおすすめします。

その4 夏冷えが招く下痢や腹痛に効果的なつぼ

夏に体に悪さをするのは暑さや湿気だけではありません。
冷たいものを飲みすぎたり冷房で冷え過ぎてお腹を下してしまいます。

まず刺激したいつぼは、お腹にある二つのつぼで【中睆(ちゅうかん)】は胃に【天枢(てんすう)】は大腸に働きかけます。

中睆のつぼの位置

おへそから指幅4本分程度上にあります。

天枢のつぼの位置

おへそから指幅3本分程度外側の左右にあります。

刺激の方法として

冷やさない事が大事でホットタオルなどでつぼがあるところを温めます。

※特に左側にある天枢は大腸の中でも下行結腸の周辺にあり、排泄物や老廃物が滞りやすいといわれていますので重点的にもみほぐすとより効果が期待できます。

もう一つ刺激したいつぼは、下痢は大腸の中に水が多くなった状態なので水分の調整に働くつぼ
陰陵泉(いんりょうせん)】冷えから起こる不調なのでつぼを温めながらケアしましょう。

陰陵泉のつぼの位置

内くるぶしからすねの骨の内側のキワを上がってくるとぶつかる骨のところのくぼみにあります。

刺激の方法として

つぼを指の腹で押圧したりさすったりして温めます。

※あまり強く刺激すると痛みが残りやすいので痛気持ちいい程度でもみほぐしていきます。

+プラスのケア夏は体を冷やす食材を食べる機会が多くなりますが冷やし過ぎを防いでくれるのが、ねぎや大葉・みょうがなどの薬味です。なのでそうめんや冷やっこを食べる時には薬味を入れて食べる事をおすすめします。

その5 冷え・ストレスからくる下痢を和らげる足つぼ

まずは左足の【横行結腸の反射区】を押圧しながらスライドして【下行結腸の反射区】に行きそこから【S状結腸・直腸・肛門の反射区】までいきます。

イメージとしては大腸の中に多くなった水を押し出す感じで押圧しながらスライドします。

足裏の中央より下にある小腸の反射区で栄養の吸収を良くして最後に足の親指でストレスの緩和をしてきます。

右足も【上行結腸の反射区】から【横行結腸の反射区】を押圧しながらスライドします。
左足と同様に【小腸の反射区】で栄養吸収と足の親指でストレスの緩和をしてきます。

まとめ

夏の体調不調について】紹介してきましたが、不調を感じるのは個人差もあると思います。

年々暑さも厳しくなってきてる中、夏が苦手な方も好きな方も健やかに生活できるよう早めに体の不調に気づいてケア
していければと思います。

私も皆さんの力添えができるように気づくことがあればどんどん紹介していきますのでこれからもよろしくお願いします。

【足つぼをする際の注意点】

※足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。

●食後30分は空ける事

●足に怪我があるか確認する

●飲酒後

●妊娠中の方は医師への相談が必要です

●足つぼをした後はお白湯を飲んで老廃物を排出しやすくしましょう

●症状が強くなったり症状の緩和がみられない場合は専門機関への受診をしてください

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