春の味覚!山菜や新芽に多い灰汁の効果と消化器トラブルに効果的な足つぼ

こんにちは!

福岡県筑紫野市二日市にある足つぼ杏の『今を任せる』と書いて今任(いまとう)です。

三月も中旬を迎えてだいぶ気候が春めいてきましたね。

この時季は三寒四温のような気温変化が多い時季が少しずつ春に傾いてくるので暖かい日が増えてくると思います。

スーパーなどの野菜の陳列棚をみても季節が変わってきたのが分かりますよね?

ですので今回は春の味覚の『山菜』や『新芽』にスポットライトを当ててご紹介していきたいなって思います。

目次

春の味覚は灰汁が多い!?

春になると色んな野菜が増えてきますよね。

例えば新芽のようなものでいうと「タラの芽」、「ノビル」、「フキノトウ」、「ユキノシタ」、「コゴミ」、「菜の花」、「ゼンマイ」などがありますよね。どれも見かけると春が近づいているような気がします。

またもう少し季節が進むと「タケノコ」や当院のある九州では「ツクシ」なども春の味覚として楽しまれています。

さてこれらの食べ物の特徴としていわれるのは『灰汁』が強いという事です。

  • 灰汁は胃に良くない
  • 灰汁は消化に良くない
  • 灰汁があると美味しくない

など聞いた事ありませんか?

ではまず灰汁がどのようなものか確認していきましょう。

灰汁とは?

そもそも灰汁とはどのようなものを指すのでしょうか?

まずちょっとWikipediaで調べてみます。

食品のアク(英語:scum、ドイツ語:Abschaum)は食物に含まれるえぐ味、渋味、苦味など不快で不要とされる成分の総称である。アクの成分には無機質のものと有機物のものとがあり、このうち無機質のものとしてはカリウム、マグネシウム、カルシウムなどがある。また有機物のものとしてはシュウ酸、ポリフェノール、配糖体、サポニンなどがある。

同じ「アク」という言葉を使っても後述するように、植物性食品と食肉や魚介類といった動物性食品のアクは別物で、アクとみなされる成分も食品により様々である。野菜や山菜のアクは、人間の味覚にとって不快だったり、健康に有害だったりする成分である。鍋料理などで問題にされる動物性食品のアクは、血液などに含まれる蛋白質が加熱により固まり、煮汁の表面に茶色や灰色の泡となって浮き出たものである。澄んだ味にするため極力取り除く場合と、コクや複雑な味わいを楽しむため残す場合があり、個人の好みや料理の種類、文化により異なる。

Wikipedia

と書いてありました。

という事は私たちは一言で『灰汁』と表していても内容は様々なようです。

灰汁の種類

灰汁の種類は大きく分けると食物性の灰汁と動物性の灰汁に分けられます。

今回は春の味覚に多い灰汁についてご紹介していきますので主に植物性の灰汁についてご紹介していきます。

取り除いて欲しい灰汁
  • シュウ酸
  • チアミナーゼ
  • サイカシン
  • 青酸
  • ホモゲンチジン酸
取り除かなくていい灰汁
  • ポリフェノール
  • クロロゲン酸
  • サポニン
  • カテキン

まずは知ってほしい事は灰汁と一括りしても身体にとって無害な灰汁と有害な灰汁があるということです。

そこで有害な灰汁による不調を知りましょう!!

有害な灰汁による不調とは?

シュウ酸(えぐ味)

カルシウムの吸収を阻害し、尿結石や骨粗しょう症の原因にもなります
食品【ほうれん草・山菜・タケノコ】

チアミナーゼ(えぐ味)

身体の神経や筋肉の機能を正常に保つ栄養素(ビタミンB1)を分解する
食品【ワラビ・ゼンマイ・春野菜】

サイカシン(えぐ味)

長期摂取による発がん性が認められています
食品【ワラビ・ゼンマイ・春野菜】

青酸(えぐ味・渋味)

吐き気や頭痛
食品【青梅・じゃがいもの新芽】

ホルゲンチジン酸(えぐ味)

無害ですが加熱すると増加して味が落ちる
食品【タケノコ】

取り除かなくても良い灰汁には栄養になる成分が含まれています。

料理する際に使い分けて調理しましょう。

栄養素のある灰汁の効果

ポリフェノール(渋み・えぐ味)

抗酸化作用
食品【ゴボウ・ナス・レンコン・栗】

クロロゲン酸(えぐ味)

中性脂肪を抑える
食品【ゴボウ・大根・じゃがいも・タケノコ】

サポニン(苦味)

免疫力向上
食品【小豆・大豆・ゴボウ】

カテキン(苦味・渋み)

抗酸化作用
食品【茶・そら豆・大豆】

春の食材の多くは有害な灰汁があることが分かったと思います。

調理の方法で灰汁を抜いたとしても春の食材を多く摂ると体内に毒素や老廃物として残る可能性があります。

そこで足つぼを刺激する事で体内に滞っている物の排出や消化器トラブルの緩和に効果が期待できます。

春の食材を食べ過ぎて不調を招いている方におすすめしたいつぼです。

体内に滞っている毒素や老廃物を排出しやくするために効果的な足つぼ

STEP
①肝臓の反射区

まずは体内の毒素を分解して代謝を上げていくために効果的なつぼとして右足の小指側にある①肝臓の反射区を重点的にもみほぐしていきます。
※肝臓の反射区は右足だけにしかないので右足から刺激していきます。

※刺激の強さとして痛気持ちいい程度の強さでほぐしていきます。

※肝臓の機能を高める事で筋肉の緊張を和らげて疲労感の緩和にも効果が期待できます。

STEP
②腎臓の反射区

足の裏中央にある②腎臓の反射区で体内に滞っている老廃物を排出に働きかけていきます。
※腎臓の機能を高める事で尿の排出の働きを助けていきます。

※刺激の強さとして痛気持ちいい程度の強さで足の甲側に押し込むように押圧します。

STEP
③輸尿管④膀胱の反射区

②腎臓の反射区からそのまま土踏まずの方へいく③輸尿管の反射区で尿や老廃物をスムーズに排出するように働きかけていきます。
④膀胱の反射区で一度、尿や老廃物を溜めて排出の準備を行います。
④膀胱の反射区で膀胱の機能を高めていくます。

※刺激の強さとして痛気持ちいい程度の強さで押圧しながらスライドしていきます。

消化器トラブルに効果的な足つぼ

STEP
①足の三里

まずは膝の外側の関節の隙間から指4本分程度下にある①足の三里でお腹の冷えからくる痛みに効果的です。
①足の三里は自律神経のバランス整えたり疲労感の緩和にも効果が期待できます。

※刺激の方法として自分では押圧が難しいのでつぼ周辺を温めたり、さする事でも効果的です。

STEP
②梁丘(りょうきゅう)

次に膝のお皿の上の外角から指3本分程度上にある②梁丘のつぼでお腹をこわして痛みがある時、胃の痙攣の発作時や胃酸を抑制するのに効果的です。
※もともと胃が丈夫ではなく下痢を繰り返す方にも効果が期待できます。

※ここのつぼは押圧すると痛みを感じやすいのでつぼ周辺をもみほぐすと効果的です。

STEP
③解谿(かいけい)

つま先を伸ばした時に足首にできる横シワの真ん中にある③解谿でお腹の張りや胃腸の働きを整えていきます。
※胃が疲れて食欲がなかったり、食べ過ぎた時などにも効果的です。

※刺激の方法として③解谿を痛気持ちいい程度で押圧したまま足首を回すとより効果的です。

まとめ

今回は【春の味覚!山菜や新芽に多い灰汁の効果と消化器トラブルに効果的な足つぼ】について紹介してきました。

春になると人間だけではなく植物も活動的になってきます。

そうなると旬な食べ物に目がいきます。

そんな旬の食べ物には灰汁が強い食材が多くあります。

そこで灰汁のことを知り春の味覚を十分に楽しむために今回のブログ紹介してきました。

これが全てではないですが、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

足つぼはその症状を改善させる一つの方法だと思います。この記事を参考にして一人でもその症状が改善される事を願っております。

ただセルフでは限界がありますので何かありましたら是非プロにお任せください。

これからも気になる症状や足つぼの効果も紹介していきますのでよろしくお願いします。

【足つぼをする際の注意点】

※足つぼはさまざまな不調を軽減しますが、タイミングや体調によっては不調を招くこともあるので注意が必要です。

●食後30分は空ける事

●足に怪我があるか確認する

●飲酒後

●妊娠中の方は医師への相談が必要です

●足つぼをした後はお白湯を飲んで老廃物を排出しやすくしましょう

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